ペインクリニックとは、患者が持つさまざまな痛みを和らげ、または無くすことを目的としたクリニックです。

ここで働く看護師の役割は、患者の痛みを正確にヒヤリングすることと、それを医師に正確に伝えることです。そして痛み緩和のためのブロック注射などの介助に、治療後の生活アドバイスなども行います。技術的に難しいスキルはほとんどありません。

かわりに患者の痛みを理解し寄り添うための、高いコミュニケーション能力を必要とします。そのため、ペインクリニックでは看護師として、汎用性のあるスキルが身につくことは難しいです。

新人看護師がいきなりペインクリニックで働くと、スキルアップが出来ないのでおすすめはしません。ある程度のスキルをもった看護師が、日勤で働く勤務態勢を希望する場合などには、向いているかも知れません。そのかわり、夜勤がないので給料は少ないです。残業も少ないですが、求人数も少ないので、転職サイトなどを利用して、掲載にないクリニックなどの情報収集をするのもいいでしょう。

また情報収集の手段として\気になるペインクリニックって?<医療note>/の活用もおすすめです。

ペインクリニック希望で有効なのは、手術室の経験があったり、緩和ケアの経験があると給与アップが期待出来ます。外来勤務希望であれば、大学病院を選択すると、さまざまな手当が付くので基本給が高いです。

そして、転職の目的をはっきりさせておき、事前に職場見学をすると、入ってから「こんなはずではなかった」とギャップを感じることなく働き始められるので、おすすめです。